パティスリー TAMANO

 

和歌山の有田川群にあるケーキ屋さんの工事。

毎年少しづつお庭を作り続けて、今年で10年目。


「和歌山でも過疎の進んだ町で
このケーキ屋さんの経営は大丈夫なの?
お庭なんかにお金を使っている場合ではないでしょ。」

10人中9人はこのように思うそうです。

実際、この土地を選んだ時、
誰もがここでお店を持つことを反対したそうです。
この土地を紹介した不動産屋さんですら、
「絶対やめとけ」と紹介しておきながら
反対したほどでした。

しかし、オーナータマノさん曰く、
「立地は関係ないし、自分には広い土地が必要でした。
自分を表現するためには。
ケーキやショウケース、店舗内装だけで、
感性を表現する時代はとうの昔に終わってますよ。
もちろん、味は大事だけど、
もっともっといろんな部分で自分の思いを表現していかないと。
和歌山のこんな田舎でもしっかりとした表現ができれば
十分やっていける、ということを全国に発信していきたいんです。」

と、今や和歌山でもトップクラスにまで成長したお店のオーナーは
41才とです。
その若さにも驚きますが、
さらに驚くことに、タマノさんは一代でここのお店を作り上げたのです。



しかし、タマノさんのすごさはお店もさることながら、
その人間性です。
ここまでお店が成長しても、決して驕ることなく、
特に贅沢をするわけでもなもありません。
今でもお庭の雑草を自分で抜いたり、
芝を刈ったりしています。
「少しお金を持つとみんなつい贅沢してしまうんですよ。
でも今自分が贅沢しても誰も自分についてきてくれません。
今は、しっかりお店やスタッフ教育に投資することが
大事です。」
ケーキの講師として全国のいろんなお店を回るうちに
経営者としての考え方を学んだ、と教えてくれました。

 

いまだに奥さまが働くスタッフのために夕食の賄にを作ります。

 



 打ち合わせをしている最中でも気が付けば
タマノさん自身が雑草を抜いています。
「なんでうちのスタッフはこんな雑草に気が付かないかなぁ~。
いくら教えてもみんな気が付かないんですよ。
ケーキ作りよりこんなことの方が大事なんだけどねぇ~」

普通、若い方ほど雑草や落ち葉に気が付かないもの。
しかし、タマノさんは不思議なくらい細かいところまで
目が届きます。だから、こんなに若くしてここまでのお店
を構えることができたのでしょうね。

いつもお庭を綺麗に管理していただいてありがとうございます。

今年は10年目の節目にアイアンのサインを製作させていただき、この5月に納品してまいりました。

 

 

 錆びた縞鋼板にステンレスでロゴを作り、上からと下からの両方から照明を当てて、文字の影が鉄の壁に移るようにしました。なかなか可愛くできたと思います。

 

お近くの方は是非お店にお立ちよりください。

バームクーヘン、美味しいですよ。