庭を作るように As we make a garden 

 

ニワシマツシタデザインはデザインを作ります。

 

デザインは自然の中に探します。

早春の黒文字の花の黄色、小川の川底の石の配列、

杉林の切り株にこんもり生えたハイ苔のふかふかなテクスチャ、

冬枯れの森の落ち葉のモザイク、朝露で浮かび上がる女郎蜘蛛の巣のライン、

カメムシの甲羅の模様、夕日を浴びた七竈の紅葉の燃えるような赤。

 

形や色、テクスチャなど

自然の中から美しさを掬いだすように

そこにあるものをインスピレーションにして

必然的な何かを探す。

 

 

ニワシマツシタデザインは文章(コピー)も作ります。

 

それは遠くで聞こえる日暮の声のように、

シンシンと降る雪や嵐の前の静けさのように、

何かの訪れを感じさせてくれる空気を。

人と人の無言の機微を。

思い出して思わず唾を飲み込むような味を。

 

頭で考える一瞬前に、

ハートに届けるため脳の隙間をぬって

無意識の領域に染み込んでいくように。

 

 

ニワシマツシタデザインはイラストも作ります。

 

イラストは線から生まれ

感じた思いを乗せて線は歌いだします。

線はやがて、結ばれ、蝶になり、飛んでいきます。

 

それは無形の思いにシルエットが生まれ

やがて形になる中で

命が吹き込まれていくような過程。

 

これらがニワシマツシタデザインが大切にしていることです。